【NO. 009】女子大生、オナホを売る。

こんにちは!修士2年生のTAKUOです!

今回は、「女子大生、オナホを売る。」を読みました。

この本を手にとったきっかけ

マーケティングについて勉強したいと思い、インターネットでマーケティングのおすすめの本を探していました。その時、タイトルの強烈さに惹かれ、読んでみようと思いました。

本書について

「女子大生×オナホ」禁断のマーケティング術

★エロが苦手だった女子大生がオナホD2Cを立ち上げ、成功するまでの全過程。
★副業、起業、新規事業……ビジネス成功の秘訣が詰まった一冊
★「どんな領域でも、コンセプト勝ちで売れるコンテンツやモノを作れるようになりたい」という方必見


(本書の内容)
第1章【事業領域の選定方法 〜女子大生、オナホ領域を選ぶ〜】
1-1 クリエイティブで勝負が決まる領域を選ぶ~オナホとYOASOBIの共通点~
1-2 「少し冒険」でき「欲求が深い」領域を選ぶ~突き抜けたコンセプトで勝ち抜く~
1-3 「まだ解決されていない重大な悩み」が存在している領域を選ぶ~未解決の悩みに向き合う~
1-4 他社が参入しづらい領域を選ぶ~できるだけ競争しない~
1-5 製造コストが低く、高価格帯で売りやすい領域を選ぶ~流行りやイメージに左右されない~
1-6 信頼できる販売チャネルが存在する領域を選ぶ~参入初期は虎の威を借りる~
1-7 定番ブランドが存在していない領域を選ぶ~天下のTENGAに戦わずして勝つ方法~

第2章【成功のためのインサイト発掘方法 〜女子大生、オナホユーザーのインサイトを見つける〜】
2-1 思い込みを排除する~方向転換して音楽メディアを№1にした方法~
2-2 顧客の欲求を表にして捉える方法~本当の悩みが浮かび上がってくる~
2-3 顧客の本音を抉り取るインタビューの手順~準備から実行までの全行程~

第3章【売れる商品コンセプトの極意 〜女子大生、オナホを作る〜】
3-1 良いコンセプトとは何か?~まさにこんな商品が欲しかった!と言わせる方法~
3-2 売れる商品名」の付け方~商品名でコンセプトを伝える~
3-3 顧客を引き寄せるキャッチコピーの付け方~いかに顧客を期待させられるか?~
3-4 コンセプトの検証~既存商品と比較してなお欲しいと思ってもらえるか~

第4章【AmazonD2Cの制し方 〜女子大生、オナホを売る〜】
4-1 売れる商品名の設定方法〜悩み解決を期待できる名前になっているか?〜
4-2 売れるパッケージの作り方〜「とにかく目を引く」が最優先〜
4-3 広告の活用方法〜クリエイティブの良し悪しを見極めるための広告出稿〜
4-4 ヘビーユーザーへのマーケティング〜最強の味方を獲得しよう〜
4-5 さらにブランドのラインナップを展開する 〜1つの抽象的な悩みに様々な解決法を用意する〜

第5章【事業の売却 〜女子大生、D2C事業を売る〜】
5-1 起業家は適度に休んで、また立ち上がるが吉〜事業を継続していく上で大切なこと〜
5-2 事業売却の考え方~評価されているうちに売るという当たり前の話~
5-3 ネクストステージへ~新たな挑戦~

コンセプト力の高い商品

購入理由が曖昧な顧客に対して、購入理由が明確になるような「コンセプト力の高い商品」を用意することで、新規参入商品でも優位性が高くなり、勝率が上がるのです。

「小説を題材にした楽曲」という明確なコンセプトで参入したことが、YOASOBIが大きな注目を集めることに成功した要因の一つだと思っています。

コンセプトとは

徹底的に「たった一人に刺さるコンセプト」を突き詰めた結果、独自性の高いアイデアが生まれて、結果的に多くの人から支持されます。

ターゲットすら気づいていない悩みに対して、「先回りして解決策を提供する」のがコンセプトであり、事業です。

欲求が深いとはどういうことか

人間の三大欲求といえば「食欲」「睡眠欲」「性欲」ですが、現代ではそれら以上に「承認欲求」の欲求レベルの高まりを感じます。

「食欲」「睡眠欲」「性欲」に加えて、「他者承認欲求」「自己承認欲求(自己肯定感)」は、現代人に向けての訴求として、かなり深い欲求であり、市場規模や客単価が上がりやすい傾向にあります。

インタビューで大事な心構え

インタビューをする前の準備として、「彼らの世界観をあらかじめ理解しておく」必要があります。

インタビューで「良い回答(情報)」を引き出すためには、「良い質問」をするべきで、そのためには最低限、ターゲット顧客と同じ情報は持ち合わせておくことが重要です。

彼らの世界観を理解するためにやっていたことは以下です。
①既存の競合商品のリサーチ
②彼らが普段見ている情報を得る
③彼らが普段発信している情報を得る
④彼らが憧れている状況・恐れいている状況を知る

「その人すらも気づいていないインサイト」を見つけるためには、その人がぽろりとこぼした本音こそ拾っていくべきで、本音をポロリとこぼしてもらうためには、その人自身に興味を持ったときだけ気付ける着眼点を大切にしたり、「自分に興味を持ってもらえている」という安心感を作り出したりすることが大切なのです。

終わりに

本書を読んでいて、マーケティングにおいて非常に重要なことがターゲットを知ることであると改めて感じました。そして、ターゲットをどのように知るかという点について、実際の経験ベースの内容が書かれていたので、具体的な方法を知ることができました。

マーケティングについて小難しい理論ではなく、現場間のイメージを膨らませるために、とても有益な本だと感じています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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