こんにちは!修士2年生のTAKUOです!
今回は、「13歳からの地政学―カイゾクとの地球儀航海」を読みました。
この本を手にとったきっかけ
地政学って流行ってた時期ありましたよね?
地政学が重要だ。っていう声をよく聞いてたのと、今年は今まで中国、インドネシア、マレーシアに行って、10月にはまた中国、来年の3月にアフリカに行く予定なので、自分のグローバルなこと知りたい欲が高まってきたので、本書を読もうと思いました。笑
僕は、ビジネス系の本は結構好きなのですが、こういう勉強系の本はあまり好きではないので、自分の中で意欲が高いうちに読んでおこうという戦略です。笑
結論、この本はみなさん読んだ方が良いです。
国という単位で、どのような欲があるのか?この先何をしたいのか?何を目的としてニュースで報道されるような事象は起きているのか?そのようなことを想像することができるようになる本だと思います。
本書について
「地政学」がわかれば、歴史問題の本質/ニュースの裏側/国同士のかけひき…が見えてくる!
高校生・中学生の兄妹と年齢不詳の男「カイゾク」との会話を通じて、
「地政学」が楽しくわかりやすく学べる一冊
【絶賛の声、続々!】
真山仁氏(『ハゲタカ』著者)
「大人にこそ読ませたい未来を生き抜く必読書
戦争、平和、日本の行く末を知る羅針盤がここにある! 」
杉山晋輔氏(前駐米大使)
「かなりの外交の専門家が読んでも読み応えのある内容を、
極めてわかりやすく書いている。
若者だけでなく、すべての世代の必読書だ」
團遥香氏(女優)
「とっても面白くて一気に読みました。
中学校の時に出会っていればと思う本でした。
中学校の先生は授業で生徒にこの本を配ってほしい」
【主な内容】
プロローグ カイゾクとの遭遇
1日目 物も情報も海を通る
2日目 日本のそばにひそむ海底核ミサイル
3日目 大きな国の苦しい事情
4日目 国はどう生き延び、消えていくのか
5日目 絶対に豊かにならない国々
6日目 地形で決まる運不運
7日目 宇宙からみた地球儀
エピローグ カイゾクとの地球儀航海
アメリカはなぜ強国なのか?
世界中の貿易は9割以上が海を通っている。
そして、アメリカが超大国と言われているのは、世界の船の行き来を仕切る国であるからだ。
そのため、アメリカのドルが世界中の貿易の大半で使われている。
核兵器を武器にするには?
水深6000m以上の深海だけを見ると、世界で最も海水堆積を持っているのは日本だという報告もある。
核兵器は、いつまでも潜っているための原子力潜水艦、海の中からミサイルを発射する力、それに潜水艦を隠すための深く、自分の縄張りにできる安全な海という3つを確保できて、初めて最強のアイテムになる。
中国が原子力潜水艦を隠すならば、南シナ海しかない。
中国について
中国の治安維持費は、国を外の敵から守るための国防費よりも大きくなっているという話もある。少数派である民族は、豊かになるプロセスから弾き出されやすい。
民主主義について
民主主義の利点は、暴動やギロチンがなくてもリーダーを変えられることに尽きる。
戦争で勝てば、国民にリーダーであることを納得させやすくなる。
民族問題が大きい国では、なかなか民主主義は機能しない。
民族を超えたシンガポール人という意識を持った人たちを作ろうとした。
アフリカの悪いリーダーたちにとっては、人権だとか民主主義だとか面倒なことを偉そうに言わない中国人は、歓迎できる存在になっている。
アフリカはなぜ貧しいのか?
アフリカのGDPは1人あたりで考えると日本の20分の1。世界でアフリカほど貧しい大陸は他にない。アフリカが貧しい最大の理由、それは国のお金を、政治家が海外に流しているからだ。ヨーロッパやアメリカの有力者が、アフリカの政治家のお金の持ち出しや浄化に協力し、自分の国にお金が流れるようにする。そのようにして、天然資源を掘り起こしたりして得た莫大なお金は、いまだに先進国に流れているんだ。
終わりに
「世界は一握りの強い国々、つまり加害者の国々と、植民地にされたことのある被害者の国々の二つに分類できる。そして、世界では被害者の国々の方が、圧倒的に多い。」
そして、日本は加害者側の国であるということを忘れてはいけないなと思いました。
以下も重要と思った言葉です。
「知識を増やすということは、騙されないように武装するということなんだ。」
情弱ビジネスという言葉がありますが、やはり知識は重要ですよね。
騙されないためには、普段から情報に触れる癖をつけておく、意思決定の前にたくさん調べるなどする必要があると感じています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
よろしくお願いします!
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